詩人:りんくす
風の波が押し寄せては返し枯れ葉の海がざわめくいつもより寒い朝落ちる葉の涙がこぼれた後にはもう花の芽がほころぶ日を夢見て風の波に春の訪れはいつ頃かと尋ねているまだ寒さは厳しくなるものの必ず南風をつかまえてあなたに逢わせてあげましょうと波間に消える風の声