詩人:甘味亭 真朱麻呂
自分に自分でお疲れさま
誰も言ってくれないから
自分に自分でお世話さま
そんな言葉たまには欲しいよ
だけどいつまでもいつまでも自分に言い続けるこの生活の中で地球という大きな檻の中放し飼いの僕は形のない喜びにときめいたりしてる
いいや
ひとりで
鳥だって
狼だって
群からはぐれたら
それなりに
生きているじゃん
大丈夫
僕だって
大丈夫
恐れ多くも人間さま様だもの
オールライト
問題なしさ
どんまい
どんまい
僕はキリキリ舞い
目が回る
だけれどどんまい
明日も気張って進め
無理はしないで進め
人間なりのじゃなく自分なりの生き方で自分が決めた道を行け
きっと光なんてそのうち見えるから
希望なんかひっこいぬいてやれ
どんまい自分
栄光あれ
まるで他人事
だけれど
どんまい自分
それだけが精一杯
自分にも他人にも
言葉足らずでも
どんまい
明日も自分よ 明日の自分よ
ゆっくり
のんびり
ゆったり
のらりくらり
千鳥足で
よちよち
ぴよぴよ
進みなさい
進みなせえ
お迎えくるまで
今日はとにもかくにも
寝よう
意識は途切れる
記憶は分断され
明日にはきれいさっぱり嫌なこと忘れて笑える
それだけが救いのようなもので
そんなわけで生きていくしかないでしょう
否が応でも嫌な顔でも何かがまたも楽しくて笑っちまうな
ありがとう
ふざけんな
神様 親たち
僕を生んでくれて
どうもありがとう
ありがとうございませんでした ございました
ああ 気持ちはいつも解けないパズルのように僕をあっちへこっちへ引き寄せる
そんな人生が大好きでやっぱり大嫌いで なんだかんだで大好きでどっちなんだか
それでもどんまい自分
へこんだ心に涙の水たまりが悲しくたまる
ああ切ねえ。