詩人:どるとる
あたりまえなこと
この世界にいくつあるのかな
僕が思うあたりまえ
誰かが思うあたりまえ
同じようで違うよ
共有してるルールの中でも歩き方が違うようにそれは人それぞれ
電車の中 席を譲る人
寝たふりをして
無視を決め込む人
そんな場面からもわかるように
道端に落ちてるゴミを捨てた人
それを自分のものでもないのに率先してただで拾う奇特な人
どちらがわるくて
いいとかの問題じゃなく
ただ心があるか
ないかの違い
それだけで
知らない場所で誰かの笑顔の種になったり 誰かの手助けになったりするんだよ
誰も知らないずっと先の先の先の明日で
君が生きるのに不自由しない世界を築くため今僕らは
あたりまえとしてることを一つ一つ考えなきゃ
漠然とあたりまえなことといったってさ
たくさんありすぎて
幅広すぎてわからない
だけれどこう考えたらわかるだろ
君だけがよければいいという考えじゃ明るい未来は来ないな
少し心を洗ってごらん
余計な欲望や嘘や言い訳そぎ落としたら
僕や私の中でのあたりまえの意味がだんだんねじ曲がって見えるから
目をそらさないで
耳をふさがないで
全ての人に歌っている。