詩人:清彦
この通り道
覚えてるよ
懐かしい音楽と匂いが
込み上げるさ
あの頃といえば
思っていた事は
美しくて嘘も偽りも無い
純情だったな
けれどもどうしてだろう
いつも刻まれてるのは
悔しい程やりきれない鼓動
窮屈さえ慣れてしまいそうな
現実にぶつかり続けてる
そして
届きそうで届かない
絵空事ばっかし聞こえて来る
もう うんざりさ
いい人ごっこは
これ以上うだうだ
やってる時間は無い
僕が流した涙なんかで
一体誰かが救われたりしただろうか
答はいつも気まぐれ
明日何て言ってるか
わからない物だぜ
僕が叫んだ言葉なんかで
一体何が変えられただろうか
導いたと思っても
それは気まぐれ
あなたもいつか
そんな事忘れちまってるさ