詩人:soRa
小さい頃の思い出はたくさんある
でもどんな想いで過ごしていたのかとか
思い出せない事の方が多い
簡単に乗り越えられるような事でも
いちいち悩み苦しんでいるのは
大人になった体に無理やり合わせてしまった
中身のない心の所為なのだろうか
あの頃の気持ちがあればきっとうまくいくのに・・・
淡々と過ぎていく時間の中で
失ってしまったのはいったい何だろう
目も覚める様な光の中で僕は
昨日と同じ時間を辿るだけで満足したりしていて
それでもそんな時間にあきあきしていて
本当にそれは悲しい事なんだと思いながら
煙草に火をつけて昨日と同じように笑っているんだ
光の中の街を歩いて
僕は色々な理由を探しながら
この光に導かれるまま
出口から遠ざかっていくんだ