詩人:甘味亭 真朱麻呂
大切なことは何度も言わないと気が済まないかい?
本当は伝えたいことはひとつだけだから一度だけでいいのになぜか何度も言いたくなるんだね
人から人へ
また人へ
伝わっていく
メッセージ
大事な伝言
愛している
愛している
こんなに
こんなにも
そんな
ありふれた
大事な気持ちでさえ欲望のいいなり
言葉だけじゃ足りないけれど行動だけじゃ満たされないけど僕ら人を愛すってことを考えたらそれくらいしかできないから
その言葉
この行動
以上の愛をこめて
気持ちをこめて
僕はあなたにはこびたい
角のないさながらハートの形の思いをあなただけに届けたいな
溶けてしまいそうなマグマよりずっと熱い気持ちをあなたにいつもあなたに
僕はコウノトリ
君に幸せをはこぶ
だけど僕がはこぶのは
赤ちゃんじゃない
君への気持ちさ
思い始めた瞬間から永久に変わらない
気持ちさ
見た目はだめそうな風呂敷を今 あけてみて
僕の純粋で素直な思いが詰まってるはずだよ
さあ 笑って 笑って
僕の胸に飛び込んでおいで
うまく抱き抱える
うまく受け止める
僕の目線はいつでも君と同じ目線さ
水平の立場
だからね
ふたり同等の愛をもって未来に向けましておつきあいしてゆこうよ
もう夢ばかり
もう理想ばかり
逃げてく
風船は見過ごそう
追いかけず
ただ目の前にある
ちょうどいい
幸せにだけ
愛を捧げよう
これからは
その位置から
見える幸せを探そう
僕は誓ったんだ
ふいに落としてしまうまうことのないようにいつも手をつないで空を同じ高さで飛びましょ
ねえ 彼女?
かわいいね
誰よりも
何よりも
僕はまじめに言うだろう
愛をはこぶコウノトリ様のくちばしから
この幸せ者よ
僕をもらってね。