詩人:どるとる
行き当たりばったりの旅へ出かけようか
予定なんてものは決めずに心はだけだし
流れる時から少しのあいだ抜け出そう
誰も誰かを待っていて
誰にも待っている人がいるから
その人に会いに行くためにこのドキドキは夜の闇を突き抜けて進む
長い夜が 明けるまで 君はそこにいて
当たり前な日々の中に僕らはいるよ
ただ、そのなんでもない日々をきらめかせるのは 些細なのに特別なあなたの愛だったり優しさだったりするんだ
長い夜が押しも押されて 朝へと急かす
ありふれた顔の中にひとつだけの花が咲く
思い違いやすれ違いなんて大したことじゃないさ 立ち止まってる暇さえない 素敵な夜へとまた僕らはたどり着く
そこで何度でも君に恋をする
心奪われていた…
長い夜の途中で。