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詩人:どるとる
ふつうの暮らしの中で 毎朝起きて会社に向かう
うるさい大人たちに囲まれて若さが猛威を振るう
ほらね、あまりに人様をばかにしすぎて
ふつうの生活の中に幸せと呼べるものはあるか
不真面目で不器用な僕らは思いを伝えることが苦手で考えている間に
電車に乗り過ごすようにタイミングを逃す
逆上がりができたよ
後転ができたよ
テストの点数も少し上がった
きっと幸せは努力したぶんだけ未来に用意されてると思われてるけれど本当はそうじゃないのかもね
ふつうの生活の中で
僕らは僕らはどんなふうに
社会や人と向き合うのか考えている間に風は通り過ぎる
頭の上にある天国に抱く憧れや創造のように僕ら形のないものを愛せても…
そこにある真相に言葉をなくすだろう
だから、少し人と遅れて走るランナーになる、僕は。