詩人:どるとる
僕は独り いつも独り
振り返っても見上げてみても誰も僕のことを気になんかしやしない
影を引きずって 歩いて行く土手沿い アスファルトに映る僕の影は俯いてる
果てのない旅に出た
僕はもうこの世界にはいない がら空きの部屋 最終電車の一番後ろの好きな席
孤独の影を引きずって 歩き続けるのさ
このまま どこまでも果てしない宇宙に
抱かれて僕は朽ちて行くだけだ
幸福と違えないばかりの今日にたどり着く時僕は知るだろう
揺るがない希望が
差し込めば誰もが昨日を嘘と思うように
僕は忽ちいなかったことになるから
やがては誰もが
そこに揺れてても
誰にも見えない
孤独の影に変わる
そこにはどんな概念も入る隙はない
だから、言葉じゃわからない
僕はただ、目を伏せて君の名前呼ぶ。