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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「虹」への投 票 〜

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詩人:甘味亭 真朱麻呂


雨上がりの空に架かる虹の橋が今日も咲いたよ 僕の町にも
きれいな七色の虹でさえ悲しい気持ちじゃなんだか悲しげ

せっかくの喜びだ
楽しい気持ちでむかえなきゃ喜びも意味がないさ
悲しみなんか悲しみなんかその場しのぎでいつもみたいに笑って忘れちゃいなよ
喜びの時間は悲しみも誰にもじゃますることはできないさ

虹が悲しみのあとに咲く笑顔なら僕らの顔にも虹が架かる
笑顔が代わりさ
虹は雨のあとに咲く空からの贈り物
ほらまた空に虹が架かった
だから悲しみのあとの喜びはこんなにも味わい深い 仕事したあとのビールみたいなもんだ
悲しみはいわゆる喜びという最高の料理を引き立てる調味料みたいなもんだ
隠し味の代わりだ

すべからく戴こう
空からの最高のもてなしを
花見ならぬ
虹見だ
洒落込もう
酒に団子に
君とふたり
寄り添いながら
虹の下
ただ違うのは虹はすぐ消えてなくなる
けれど僕らの愛は永遠の虹だってことだよ

どーぞ忘れないでね
僕からのメッセージ
君へのメッセージ
どーぞ忘れないでよ

虹はいつもふたりの心に架かっていますから愛が薄れそうになったときには虹を見て思い出そう
あの笑顔を
昨日までのふたりを
もしも修正つかなくなった時がきたならもう一つの虹がきっと救ってくださる

ふたつの虹
今 重なりあう
僕らのように
七色どころか
千にも 億にも
輝いて
鮮やかに
今 また
ふたつの虹を繋げる
きれいな半円を描きながら虹は架かる
ふたりの心に橋を渡すように。

2009/07/11 (Sat)
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