詩人:鰐句 蘭丸
今朝 通りに咲く椿の花の落ちるのを見た花房が地に落ちる音は聞こえない距離しかし聞こえた重いようで軽いような残酷なようで荘厳な同時に時が流れ込んでくる意識の中に記憶や妄想の中で一瞬のうちに椿が芽吹き葉を茂らせ蕾をつけ咲かせ散ったタイムラプスのようなサイレントのような音がずっと鳴っていた