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詩人:甘味亭 真朱麻呂
心の中に隠れた弱い自分のせいで失うこともあるさ
少しも変わったことじゃありません
でもでも 飛び出す言い訳の数々
それでも 言い訳をさらに重ねてしまう
それでも自分を守りたい
いつまでも自分の味方でいたい
時代が過ぎ去るはかなさに心を焼かれながら焦がしながら
僕たちは消えない言い訳に身をゆだね心をまかせています
心行くままに僕たちは旅をするのさ 行く宛もなく
自由な風に吹かれて夕暮れの橙に染まるのさ すっかり涙でがさがさに乾いた地図を片手に何かを探す その日暮らしで
気ままな旅は続いていくのさ
明日の明日までも
未来のそのまた裏側までも続くような気持ち抱いて
明日も今日と同じ夕暮れを見ているだろう
確信してるんだ
僕ならわかるんだ
そしてそのあまりのうつくしさに涙を流してることも
でも…なんて言い訳も重ねれば重ねるほどにほらどこか可愛らしい強さになるんだから許せるところは許してほしいものなんだ
それくらい世の中を占めている悲しみは膨大なものだからね
それはいつでも僕のすぐ傍に咲いてる
人の生きるところに降り続く 雨
悲しみと喜びの
笑顔と涙の小劇場
今も僕は僕を本気で演じてる
そんな僕らの必死の演技にヤジを飛ばされる筋合いも笑われる筋合いもないことを君も叫びたいんだろう?
それを偽り笑うしかない悲しさもむなしさもわかるよ
痛いほどに
だからね
でも…とかだってなんて言い訳も言いたくなるんだろう?
自分を守る盾を作ったんだろう?
外敵から身を守るような学習して進化していくような営みの中でそれはいつの間にか感情の外で形作られていたんでしょう
理にかなったこたえです
疑う余地もない完璧な理由です
審議せずとも判決は決まっているのに…
この世界の奴らはただそんなものすら笑い飛ばすだけで…