詩人:どるとる
今日は君の誕生日
君が生まれた日さ
はじめてこの世界に
君が産声あげた日さ
お母さんもお父さんも君が生まれてくるのをずっと待っていたよ
時にすれ違いながらも
長い夜が 長い朝が
何度でも何度でも
寄せては返していた
おめでとう やっと会えたね 僕が君のお父さんさ
私が君のお母さんよ
あいしてる ずっと変わらない気持ちで見つめているよ
どんなものより価値がある 君は僕の宝物
今、君の名前呼ぼう
今日は君がはじめて
言葉を話した日さ
今日は君がはじめて
ハイハイ覚えた日さ
仕事から帰るなり
君の顔を見に行った
まだ小さな手に 僕の大きな手が 触れたとき 君のぬくもりが伝わって 守るべき存在がいることこの身に感じた
そんな君もやがて大きくなるだろう
お嫁さんに行くかな
いい奥さんに会えるかな
そんな明日にはまだ遠いけれど
いつかそんな日が来たら 笑って送り出したい
君の幸せだけを強く願って
おめでとう 何回目の誕生日だろう 君は反抗期さ
うまく会話ができない 心伝えられない
素直になれない君と愛しすぎる僕の瞳に映った君の背中は
あの頃よりずっと
大きかったよ
喧嘩したこと
仲直りしたこと
家族で行った旅行
たくさんの写真
全てが宝物だけど
君の存在には
代えられない
おめでとう やっと会えたね 僕が君のお父さんさ
私が君のお母さんよ
あいしてる ずっと変わらない気持ちで見つめているよ
どんなものより価値がある 君は僕の宝物
いつか、別れる日が来ても忘れないで
お父さんはいつも
いつまでも嫌われても世界でただひとりのお父さんだから
そしてお母さんもたったひとりのお母さんなんだ
命をかけてでも守ると決めた2人の宝物。