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[179352] 愛の歌

詩人:どるとる


君に伝えたいことがまだたくさんある
君としたいことがまだまだたくさんある

ラブソングというにはちょっと大げさで
単純な言葉では言えないけれど

あいしてる それだけじゃおさまらない
気持ち あふれてる

抱きしめている
愛されている
僕も君も誰もかも

知らないあいだに
気づかぬうちに
人を傷つけて
時に助けて

みんなそれぞれの役割をちゃんと果たしてる

花が寒そうに揺れてる
帰り道の途中
夕暮れを待ちくたびれたように夜が来る

永遠なんてないから
いつかは終わるけど
好きだという気持ちはずっと変わらない

さあ 夜が来たら もっと冷えるから
これを着てなよ 風邪なんか牽かないように

愛してることが
当たり前のように
君は笑うんだよ

知らない場所で
名も知れぬ人が
その命を燃やして
繰り返す日々

僕も 抱きしめたいよ
愛されたいよ
愛したいよ 重さなんてはからなくても同じ尊くはかない命の残り火を見つめながら
若さに気づくと 痛みも鈍るさ
それでも僕には僕なりの悩みや迷いがあるんだ

抱きしめること
人を愛すこと
まだまだ そう
わからないことばかり

それでも、僕は
僕なりのやり方で
君を愛したい
君を幸せにしたい

僕は僕の役割をちゃんと果たしてるかな

君が笑うと世界が
愛の歌にあるような
甘い幸せに包まれる

そうだ、単純なことだ

僕がいて君がいて
当たり前に朝が来て
窓を開けて そこに見えた今日という1日が また何か新しい景色を見せてくれる。

2012/11/04 (Sun)
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