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[179447] お母さんの歌

詩人:どるとる


僕は思うんだ
お母さんのお腹の中で聞いたあの歌声
あの優しそうなささやき声
まだ覚えてる

お母さんは子供を産んだらもう役に立たないのかな
違うよね お母さんはいつまでも
僕が知ってるお母さんのままで
そこで笑ってるんだ
洗濯物なんかたたみながら 僕に優しく笑うんだ

そっと部屋に差し込む 西日のように
それは意味のなさない 見返りさえない愛
わけもなくただ嬉しくて手を伸ばして触れたあなたの年老いたその細い手が
いつか僕やあなたを抱いていたと思い出した時君はきっと
お母さんがいてくれることのおおきな意味を知るから

子供を産む機械じゃなくて
さみしさ埋めるためじゃなくて

お母さんというあなたの愛がほしいんだ。

2012/11/10 (Sat)
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