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詩人:甘味亭 真朱麻呂
キミを幸せにできる力なんかないボクにはキミを愛する資格はないんだ
なんて自分ばかり責めることは悪いと思うけど本当のことだから
キミを幸せにするような望みはボクの中にはない
探してみても無駄なんだ
本当はねまだ一緒にいたいのに心が勝手にものをいう
ボクはキミを愛している
キミもボクを愛してくれる
それでもままならない何かが二人のあいだに分厚い壁をつくるんだ
キミとボクはその壁の反対側で背中合わせさ
もう声さえ届かないんだね
別々の明日へ歩き出す道しかないのかなあ
まだ捨てられない望みが悲しいよ
ボクは君が好き
こんな思いを抱きしめてしまうボクと消し去りたくない思い出がボクの心に突き刺さる 深く深くどこまでも
キミを幸せにしたかった
なんて意気地なしの恋
今 キミの心に語りかけたよ
やっぱりボクは君が好き
キミじゃなくちゃだめなんだ
だって世界でいちばんの人だから
生まれてはじめて恋をした人だから
初恋の叶う率など無視してボクらは恋をした
そしてこのザマ
どうして振り向いて道を戻らないのか
自分でもわからない
ただの安いプライドなのか
キミが好きな気持ちがあふれて仕方ないのにね。