詩人:mina
スヤスヤと
隣で寝るキミに
久しぶりに
出会えたね
ホントはさ
手なんて
繋ぎたかったり
両腕でギュッと
抱きしめて
もらいたかったり
寝つくまで
トントンと
優しくキミの手で
リズムを打って
ほしかったり
キミの隣は
とっても心地よくて
大好きだよ
キミの隣で寝る時
いつもすぐに
目が覚めちゃってさ
何でだろ?
って考えてみたら
答えは
幸せすぎて
寝るのがもったいない
そう想ったんだ
普段は整っていて
綺麗な顔のキミが
気持ちよさそうに
目を閉じて
少し口元をゆるませ
幸せそうに眠る
アタシは
チラッと見て
キミの寝顔の
あまりの可愛さに
少し照れて
顔を逸らす
愛しくて
切なくて
ちょっぴり男性恐怖症で
すごく臆病なアタシが
抱きしめたい
キスをしたい
初めてそう思えた
眠っている間だけしか
触れることができない
それでも
したくてもできない
苦しさで
涙を溜めながら
寝汗で少し濡れている
キミのおでこを
宝物のように
そっと撫でた