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詩人:阿紀奈
貴方は大変だったけど、私の心は春の日の様に、ポカポカしていた。
私が何度も
『下りようか?』
って言っても、貴方は
『大丈夫ッ!?』
私を乗せて登りたい!と言って歯を食いしばって上り坂を頑張って、私を後に乗せたまま、自転車をこいでいたね。
結局二人で自転車を押して坂道を登ったね。
貴方はちょっとバツが悪そう…
一緒に夕日を見に行こうって言ったのは私だったのに…ちょっと悪かったかな?
でも貴方と見た夕日は凄く綺麗で…帰りは下り坂で、貴方の背中にしがみついた。ちょっとドキドキしたんだよ。