詩人:猫耳の女
たまに考える事がある 私は一体なんのために 一生懸命うたっているのか なんて‥ そんなの知らないわ 生まれた時から うたってきた それが楽しくて 恋人が死んでもノートをぬらして いまだに信じない健気な想いを書くでしょう本当にあった話 恋人が死んだのよ 友達が静かな声で死んだって 悲しくもないくせに悲しそうに つらくもないくせにつらそうに 医者が淡々とした口調で おきのどくですって▽