詩人:山鳩
君からの言葉をひとつふたつみっつ夜空にかがやく星星を数えるように花占いの花びらを千切るように古びた机の上に並べてみるしあわせそうな言葉かなしみの言葉うれし涙の言葉さよならの最後の言葉どれも君の濡れたような唇が揺れて僕の手の上に零れて弾けた言葉はすべて消えて君があの日に去って僕の恋心だけがここに残った