詩人:甘味亭 真朱麻呂
いつかめぐり会う人よ
その日までどうかお楽しみに
一人でいられるその時間を大切にしていてくださいね
出会ってしまえばもう一人には多分戻れないから
それはきっと運命(さだめ)だから
甘い珈琲にさらにお砂糖を足したような僕らの甘い未来の日々がほらいつか来るよね
僕は待っているよ
それが運命(さだめ)られたことならば
きっと 出逢えるから僕は待っているよ
待ち人は君でもあるし僕でもあるんだ
二人は待ちくたびれて愛をもてあまして深いため息もらして貧乏揺すり 何倍でもお代わりした珈琲
もう何倍めかな
未来で待っているよ
きっと僕の彼女は
未来で待っているよ
ずっと君の彼氏は
彼氏と彼女の出逢いのその瞬間に
彼氏と彼女の出逢うその時に
会えなかった淋しさや
会いたかった感動が
一気にあふれ出すんだ
涙になって
涙になって
いつか
二人は二人になるでしょう
だから それまでこの淋しさにたえるよ
それは めぐり会うために必要な鍛錬だから僕は淋しさにたえるよ まだ名前も知らないキミもどこかで同じ気持ちでいるかなあ
赤の他人が出逢い恋に落ちる
それだけで立派な家族に早変わり
なんて不思議でなんて素晴らしいことなんだろう
恋すること考えてくれた人に今更ながら感謝してしまうね
僕らいつか会えるだろう
これが運命だったんだって互いのイメージなんて軽くこえた素晴らしい人に会えるからイメージよりも目の前で笑うキミを信じよう
彼氏は不器用な人
彼女はわがままな人
それでもとても現実味あふれてて感じられる愛も優しさも形のない思いのはだざわりもひとしおだろう
僕らまるでどんな恋に落ちてもそれは運命と勝手に名付けてこれはめぐり会うために仕組まれたからくりだと笑いあうんだ
僕らは僕らはただめぐり会うために。