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[145866] 夜明けの空のように

詩人:甘味亭 真朱麻呂


心が泣いているよ
君の心が僕の心に同情して
君にだけならまだしも
だけれど君の心にまで心配されるなんて僕はどこまで出来損ないなのかな 自分が自分でいやになるよ

尽きない感謝でももらった恩の数だけありがとう ありがとう 愛してるぜ
何度言ってみてもまったく満たされた気がしないな
それは何故なのかな

淋しい夜を隠してくれる君の存在がほらまた僕に光をくれる
悲しい気持ちを拭ってくれる君の笑顔がほらまた僕を救った

僕は助けられてばかり
それでも君はいいのよいいのよって言うばかり
僕はそんな優しさにいつまでも甘えるばかり
本当は僕も君を

淋しい夜もあれば楽しい夜もあるようにそれは繰り返す波なんだと君は笑う
悲しい夜をこえさえすればたどり着いたそこには素晴らしい明日がある
君は僕を抱きしめてそう言う

はじめて他人の言葉に涙を流した
僕の心はその時
あざやかに染まった
あの夜明けの空のように
あの夜明けの空のように

僕の涙は生まれたての陽に照らされ輝いた
気づけば君と夢の中
二度寝の時間がはじまる

今日は好都合
休みだから遠慮なく何時間でも眠れる
君と何度でも抱き合える
なんて素晴らしい日なんだろ
なんて素晴らしい日なんだろ

心が今 昨夜とは打って変わって
泣き止んだよ
すっかり
それどころか晴れやかな気持ちさ。

2009/07/27 (Mon)
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