詩人:どるとる
当たり前だった
君が笑うのも
君が泣くことも
ありふれていた
君と食べることや
君と過ごすこと
でも失って
気づいたんだ
さみしさが
穴があいた心に
すきま風が吹く
寒いな 寒いな
さよなら恋人
君は雲の向こう
もう会えない
当たり前だった
はずの毎日
振り返れば
何もかもが
特別だった
つい昨日までの幻
さよなら恋人
さよなら恋人よ
さみしさが際立つ
季節だね
当たり前だと
思っていたけど
一人になって
はじめて気づく
それは僕の間違い
勘違いしていたこと
さよなら恋人
さよなら恋人よ
もう会えない恋人よ。