詩人:猫の影
だめだ…もう
なんだ…これは
あぁそうか…いやでも
ひょっとして…いやちがう
なんだ…これは…
苦しくて
興味もなくて
楽しくない
空は青い
うっとうしいくらい
鳥がさえずる
うるさくてしかたない
笑えるぐらい体が虚しい
でもなぜだか笑えない
あぁ流浪の民のように神を信じられたら
どんなにか楽だろうか
あぁ愚か過ぎる民のように黒を白と思えたら
どんなにか生きやすいだろう
あれもそれもこれもどれも
嘘に見える
虚に見える
なにもかもを疑ってしまう
僕が何なのかさえわからなくなる
もう…疲れてしまった
2008/05/22 (Thu)