詩人:どるとる
人は一人の力だけでは生きてはいけない
誰かの力をかりなければ生きられない
それがありがた迷惑でもお節介でも
誰かのためを思うから人は人と手を繋ぎ
すれ違い傷つけあうこともあるけれど
ほら気づけば人は人という形を成している
間違いだらけのこの世の中で 信じられるものは数えるほど
だけど一人一人にひとつあればいいんだよ
心から信じられる
そんな人がいれば
人と人が重なって
人ははじめて人になるんだ
人は一人じゃ役不足
いくら人だと叫んでも
それは悲しい声だろう
人は誰かの力をかりて今日も生きている
重たい荷物も一人じゃ持てなくたって
そこに一人また一人と人が手伝ってくれるなら 重たい荷物も運べるじゃないか
一人でなんでもできるって強がっても一人でできることなんて数少ないだろう
たくさんの人の手が生み出す新しい明日で僕らは今日よりもっと人になろうよ
一人の力じゃなくて誰かの力になれるたくさんの人の中にいても輝けるような人になろうよ。