詩人:快感じゃがー
昔は良かったと
振り返る日は切ない
子供だった私は
恐れを知らず
不安や孤独の居場所にも
気づかなかった
突然に君がやって来て
叩き起こされて
そのドアを開けた日から
私は流されないように
しがみついているだけで
きっと精一杯だった
大人になりたい
じゃなく
大人に成るべきで
誰かの為に生きてみたいと
恋に恋した
春の日和
でも今は
歳取ったなあなんて
思うこともあるよ
筋肉痛が治らなかったり
日焼けにちょっと
敏感になったり
何気ない日常の風景に
ナミダすることもあるの
もし今度会えたなら
好きな音楽の話をしたいな
sailingが
人生のテーマになったとき
何かが変わったような気がしたんだ
それは君が
知りえない何か
君に届かない何か
大人になりたいじゃなく
大人に成るべきで
そう決心した夜に
記憶は繋がっていった
君が知りえない何か
君に届かない何か
まだ大切に
まだ大切に