詩人:SEI
僕は僕が嫌い
だって血も涙もない
って思うから
ほんとに笑わないし泣かない
裏切られる前に裏切って
来た
捨てられる前に捨ててきた
いらない物のは消してきた
人を疑ってすべて疑ってきた
損得で決めて選んできた
だから孤独を選んだ
僕は僕が憎い
ほんとは信じたかったのに邪魔して
ほんとは疑いたくないのに疑って
ほんとは孤独が怖いのに平気なふりして
ほんとは
ちゃんと笑いたいちゃんと涙を流したい
ずっと演技をしてきた
僕は僕を演じてきた
頭のなかのシナリオを演じた
周りの人間、物すべてをいれた完璧なシナリオ
周りに嫌われないように利用し
周りに好かれるような態度をとって
いらない物のは捨てて
作り笑顔と嘘泣きはおてのもの
そして打算主義でやってきた
今更ひき帰すことは出来ない
僕が崩れる
僕は僕が怖いんだ
ほんとの僕になったらきっと嫌われるんじゃないかって
ほんとの僕をだしたら
きっと弱さを見せることになる
弱さを見せて
必死に生きてる姿なんてみせたくない
ほんとの僕はきっと孤独には耐えられない
僕は僕が嫌い
だから
憎い
ほんとの僕は怖がりだから
僕は僕が怖いんだ