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詩人:楠崎 志杏
『死にたい』なんて
簡単に口に出してしまう
『死ね』なんて
簡単に口に出してしまう
なんて身勝手な私
なんて酷い私・・・
命の大切さ
わかってるつもりだった
自分がどうしようもなく
駄目でしょうがない時に
思わず出してしまう
醜悪な言葉・・・
壊れそうな時の
逃げの一心で思ってしまう
『死ニタイ』って・・・
私はなんて身勝手なんだ
・・・でもね
そう言わなきゃ
そう思わなきゃ
壊れそうで怖いんだ・・・
血で濡れた私の言葉は
誰かに新たな傷をつけてしまうから・・・
私は死なない・・・