詩人:nao
愛したあの人の背中には綺麗な入れ墨
幼いあたしはよくその絵をなぞっては笑っていたね
懐かしい程昔じゃないけど
今はその絵すら思い出せない
あんなに愛した背中なのに
あたしを抱くこと飽きたなんて言って
ほかの誰かを抱くような人だった
傷つくたびにあなたを責めてた
だから離れていったんだね
もう二度と出会えないような恋をしていたの?
過去にしても悲しいだけあの人の今が欲しいのに
今誰を想ってるの?
誰を抱きしめているの?
あたし以外の女を愛してるの?
許さないわ
幸せになんてしない
あたしと幸せになるんじゃなかったの?
離れてくなんて駄目
あたしを置いてかないで