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詩人:シゲヲ
死はすでに決まっている
悲しみと刹那に響くヒトの心
だれもが忘れようとして忘れられぬ心
あれから二人は旅立ち
時のいたずらに彷徨っている
吹きすさぶのは雄々しい風
そこで巡りあうために
音もなく崩れ落ち
音もなく零れ落ちてく
涙は頬を伝って落ちて
ヒトの心に優しく伝わる
それはまるで
時計のハリのように
人生は儚く進む
前に、前に
誰も止められない鼓動
きっとそれは何度もこなして
小さな手で砂時計で持ち変える
ああ、それが世界の選択
空を羽ばたく鳥のように
迷わず羽ばたいていけるなら
冬を越して春を待てるなら
命の螺旋はどこまでも続いて
きっと終わりの無い
なにもかもが終わることを諦めて
諦めることも諦めた
ラララっと歌ってみよう
この大空と大地の狭間で
命を賭けて、狂い歌い続けよう