詩人:OBO
血の通ってない毛布だって
人を暖める事ができるんだ
ずっと欲しかったものを見つけたとしても
手を伸ばす勇気がない
最後の一手だけを留めれば生きられるんだ
自分以外のみんな
違う世界に住んでるみたい
こんな夜が続けば
天使だって死神になるだろう
感謝の心を持たない人間はやがて滅びる
いくら壁をつくっても
見上げれば空があって
雨に濡れて震えた心は
誰かが跳び越えてきてくれるのを待ってんだろ
こんな自分じゃ って足がすくんで
抱きしめることもできないよ
だから
血の通ってない毛布にくるまって
俺はなんとか生きてゆくんだ