詩人:浮浪霊
お前に好きになってもらう為、唇で触れてもらう為、自分に出来る事とは何だろうかと、彼がそればかり考えてるのが分かるだろう。お前が彼の隣に腰を下ろし、軽く触れ僅かに寄掛るだけで、彼は肌を赤く染めお前のどんな要求にも応えてくれるだろう。お前が彼を欲望し、掠奪することを躊躇わなければ彼はお前を愛し、お前のために全て擲(なげう)つだろう事を知れ