詩人:山鳩
もしもあなたが仮にひとりぼっちが好きになったらひとつの詩を書けばいい詩は哀しみになり詩はしあわせを運び詩は従順な猫のようにあなたの足にまとわりつくただその内にはなんの情報もなく人を信じさせる効果を持ち合わせていないので気をつけて下さい私が詩を書く理由もそのひとつこころから愛した人を忘れ去るため想い出を海に捨て去るため認めた君からの言葉を捨て去るためひとりぼっちがたまらく好きになるとき僕はひとりの名も無い詩人になる