詩人:Ray
状況が真っ白だったら
あなたには
最初からあたししかいなかったのなら
きっと
全然違う今があったよね。
あたしがあなたを
好きと言って
あなたもあたしを
好きになってくれて
そして結ばれて、
いつもそばにいる。
決して叶わない現実なんかじゃないのに
どうして あたしたち
まだ別々でいるんだろう。
状況があたしに
ブレーキを掛けさせる。
ほんとはとっくに
あなたをあたしのものにしたいのに、
どんなに近づいても
あなたは
あたしだけのものになることはない。
どんなに強がったって
あたしが痛みを覚えるだろうことは
目に見えてる。
『それでもいい』って
いくら口にしたって
人間は欲深いものだから、
きっとあたしは
我慢できなくなってしまうんだ。
あなたが もし
本当に独り身だったなら
あたしたち
もうとっくに
結ばれていたよね。