詩人:どるとる
それぞれの暮らしの中
生活の片隅
僕らは何気なく
素通りしている
本当の幸せのすぐ側
幸せの形なんて人それぞれだと思うけど
誰だって 何不自由なく暮らしてゆけることが一番の幸せだって知ってる
ここにないものを望んでも
身の丈に合わない明日を願っても
きっとそれが現実になってもむなしいだけだ
だから僕のサイズに見合った今を生きるのさ
多少不便でも どこか恵まれてる
そう気づくためにも 僕らは少し 苦労を背負いこむ 毎日を歩くべきだ
そんなふうに生きれたら少しは何かが変わるのかな
卵の中の黄身のよう
割ってみなきゃわからない
小さな不安の欠片が割り入れたお椀の中に浮いてる
それもまたおもしろい。