|
詩人:あいく
枯れ落ち葉
踏めば聞こえる
シャンゼリゼ
市役所横の駅に伸びる
遊歩道に立ち並ぶのは
落葉樹ばかりで
木枯らし舞う季節に
道は落ち葉の絨毯で
敷き詰められます
年老いた日雇いの
清掃員はせっせと
いつ終わるとも無い
落ち葉集めに余念がありません
駅前のケンタのカーネル君が
赤い服をまとうようになりました
なんだか街はそわそわ
しているんだけれども
私は乾いた落ち葉を踏みしめて
歩く音に耳を澄ませてみます
パリ パリ パリ パリ
足音は心地良く響き
この街の喧騒はどこへやら
私はまだ見知らぬ街を
歩きゆく事が出来るのです
じゅてーむ じゅてーむ。。。