詩人:どるとる
君が笑っていた
それだけで嬉しかった
そんな風な景色の中に幸せは咲いているんだね
君が泣いていると
なぜだか悲しくなるよ
いつ止むのかもわからない雨に濡れているんだね
ずっと変わらない
気持ちでいられたら
傷つけることも
傷つくこともなく
二人仲良くいれるのに
幸せの咲く場所はどこにあるんだろう 芽を出す場所を探しながら 生きているよ
そして出会った人が君ならば 例えどんな運命に見まわれても君を愛すと誓うから
これは自信なんかじゃない 揺るぎない僕の決意だ
誰かが傷つき泣いてる
そんなニュースが絶えない
僕にできるのは遠い国の争いやブラウン管の向こうの惨事を見つめるくらいだ
誰かの死や誰かの抱く不安
僕にできることがもしもあるならばどんなに小さなことでも
役に立ちたいと思うんだ
ただ、もの静かに流れる景色を眺めるように生きていけたなら
誰ひとり傷つかず笑っていられるのに
幸せの咲ける場所を探しているんだよ 心から安らげる場所を見つけたい そして出会った人に同じ幸せの種を配りたい
例えどんなに冷たい雨に降られても 僕は嘘ばかりつくような大人に頷いたりしないから 見守っていてすぐそばで 君にいてほしい
幸せの咲く場所を探しながら 歩き続けて何年の月日が経ったのだろう お気に入りのスニーカーはもう靴底がすり減って
そろそろ替え時だ
幸せの咲く場所を探しながら 誰もが歩き続ける旅人なんだ
生きていることを本当に本当に心から感じられる日はいつやってくるのだろう
人を傷つけることしか知らないみたいに
生きている人の明日にもしも日が差すのなら僕は ただこうして良いこと悪いこと当たり前のように信じることも無駄じゃないと思いたい
そして大事な人がそばで当たり前に笑っていられる今日という日を 迎えられる幸せに笑いかけるよ
そんなふうに生きられたら何かが変わるのかな。