詩人:どるとる
終わりを目指してる
最初から死ぬ気だ
光はやがて閉ざされて闇が降りてくる
最果てを知っている
僕には寿命がある
命はやがて燃え尽きて迎えがやってくる
さよなら さよならだ
ためらうこともしないよ
終わりの歌が聞こえる
終わりの歌が流れてる
多分僕には体のいい希望なんかはない
終わりの歌が聞こえる
終わりの歌が流れてる
多分僕には都合のいい救いもない
だからゆける ゆけてしまえる
このまま どこまでも落ちてゆける
底は まだ続く 果てしなく闇が広がる
笑っても 笑っても
少しずつ 悲しくなる
少しずつ むなしくなる
どんな光も 吸い込まれてゆく
この痛みや この苦しみも確かには
わからないから生きている意味も曖昧なものだ
だから とりあえず
無駄だとしりつつ
もがきあがくのさ
終わりの歌の傍らで
必死に生きて 生きて。