詩人:どるとる
ちょっとずつ 変わってゆく 街並みも僕らも
金汚さをおぼえたら悪魔にも見える
傷ついて 傷つけて
ふいの痛みに気づいたら伝える言葉など何もない
同じこたつに足をつっこんでいる
僕らは 離れるでもなく近づくでもなく
それなりの距離をとりながら生きる
同じ空の下を同じ条件で歩いてる
僕らは 憎みあうでもなく愛しあうでもなく
ただ前に進むことだけを考えてる
考えたらみんなそれぞれ違う営みを暮らしてても どこかで繋がっている部分がある
ほら重なり合う日々の中 違うものの中に同じものがあるよ
同じこたつに足をつっこんでいるのさ みんな 誰もが同じ温度を感じながら
違うもの見てても
同じ世界で 自分の存在を謳うように。