詩人:tyuuya
俺はいわゆる口下手というやつで、ホスト的饒舌人間を意味嫌う。
俺は名ばかりを評価する。君らもそうであろう。
酔いどれ親父が人生論を語るより、ゲーテがそれを紙に万年筆を用いて書いた方が威圧の度合いが嫌に変わったものとなろう。
発想?君らの方が余程石橋を叩いて渡っている。
忠告しておくが、俺は根性とは無縁の惰性男である。俺という名詞もある意味では二の腕の太いのを表そうものであるけれど、しかし言葉を使う限り偽って接していると言っても決して何の差異もなかろう。
俺は知っている。毎日、毎晩毎夜、喉を刺し絞めるものを飲まされ続けていることを。
わかったことはこのくらいであろう