詩人:蜜稀
あいつのソバにいるのは
私にとって
とても重要だった
あいつは世渡り上手で
誰にでも好かれていた
私はどちらかというと
薄い存在だった
君のソバにいて笑うだけで
少なくとも
私のことを
知っている人がいると
ウソでも思えることが出来た
あいつは
私がそばにいる理由に
気づいているだろうか
知っているだろうか
あいつは
私をどう思っているんだ
私は
あいつが嫌いだ
だから利用するんだ
だけど
一番あいつに
愛してもらいたい
それにあいつは
気づいているのだろうか
2005/05/16 (Mon)