詩人:高級スプーン
六十億の星
それぞれに舞台があって 物語があって その中で生きる君が居て
星は輝き宇宙を照らす その光が眩しすぎて 君は何も視えなくなった
不意に真っ暗になり また何も視えなくなった 星達は流れ どこかに消えた
取り残された 虚無と絶望漂う海で 唯一人の君は呟いた『何も視えないのに どうして闇が視えるんだろう』
あぁそうさ 君自身も星なんだ その輝きが宇宙を照らし 世界を映し出したんだ
いつか星は燃え尽き 塵となって消える それでも今 君は光り輝く
希望が全て闇に飲まれても 光は失くならない
君一人輝けば