詩人:どるとる
一輪の花に いつかの僕を重ねて 揺れ動く世界の片隅にいる
僕は誰かの代わりになれないし あなたも僕の代わりにはなれない
至極当たり前なことを並べ立てては崩して 目の前の常識を絶対的だと言っても
たまに裏切って
僕は上手く泳げない
魚じゃないから
僕は上手く話せない
詩人じゃないから
僕は何になれるだろう あなたの何に
僕は誰のためになれるかな ここにいるだけで あなたの笑顔の種になれるなら
無意味じゃないと気づける
ここにあって どこにもないもの 探しながら 迷いながら 悩みながら 紡ぐ糸
日常とでも呼ぼうか
ああ くだらない。