詩人:あいく
淀の川朝日散せる細波の光は生駒の裾飾る珠淀川を渡す大橋を通勤にて自転車で渡ります寒に気澄み渡るこの季節は川面に映る朝日の光の眩しいことよ風凪ぐ穏やかな日であれば水面にはくっきり朝日の輪郭を浮かび上がらせます風が水面を揺らせば朝日の影は瞬く間に四方に散り散りに珠をまかしたように広がります遠くに望む生駒の山の裾野を飾るように日ごと表情を変える水面の光を冬の通勤の辛さの中僅かな慰めにと。。。