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[180264] 僕が見た夢

詩人:どるとる


戯れ言をひとつ
テーブルに並べ
夢から覚めたあと
君は微睡みながら
回る時の音を
遠くにきいていた

ここは何も 許さず
僕も君もただ身近にある掟を 正しいものと疑いもせずに
泡沫のように消えてく儚い夢を 両手に抱きしめて

静かに明けていく夜の彼方に 輝く朝を描いていたけど
それは全て跡形もなく崩れ落ちた 灰皿の上の吸いがらみたく

回りだす 時計の針が 脈絡のない 沢山の命を切り刻みながら
肉と骨を断つように ありとあらゆる概念をはらんだままで

僕が見た夢と君が見た夢を 重ね合わせて 折り紙を折るように 同じ時間を歩んでも君と僕とで違いを見いだすように どこかで僕だけの特別を持っていたいんだ

ただ。

2013/01/05 (Sat)
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