詩人:どるとる
逃げようか やめようか 歩を止め 考える
知らない国にある命 冷たい土をはいつくばる人もいる
幼い眼に 映る世界
痛みは残る 永遠に
目をそらすか 耳を塞いでも 消えないよ
すぐ側にある命 抱きしめた重さ以上の何か伝える
小さな瞳に 見える世界 苦しみは続くぼやけたレンズの向こう側
涙の見えない場所まで行ってしまいたい
たどり着けない 雨上がり まだ傘は手放せない
君が残した 命 手の温もりに 聞く 存在以上の有り難み
僕を包んでく夜気に 見つけたもの それは光
涙の見えない場所まで 心を連れて行こう
受け止め難い 現実 でも 君が笑った日の幸せ
だから 僕はここで君の思い出とともに
涙の見えない場所まで行ってしまいたい
たどり着けない 雨上がり まだ傘は手放せない
涙の見えない場所まで 心を連れて行こう
受け止め難い 現実 でも 君が笑った日の幸せ
君は僕といて 楽しかったのかな
君は僕といて 幸せだったのかな
涙は 心から生まれ また再び 心へと帰ってく 尽きることのないその流れ 刹那のままに
僕は泣く それしかできない
僕は生きる それしかできない
君の側に いつか
行くから待ってて
この涙が 見えない場所に この命 届けよう
君がもう寂しがらないように 僕もすぐ向かうから
僕もすぐ向かうから。