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[180391] 生きるということのはじまり

詩人:どるとる


空の果てまたひとつ
朝が生まれる
太陽のひびのひとつからこぼれる光
街を照らす

愛のような
それに似たような
やり方で
命を右から
左へ動かす僕らは

誰かにとっては
ただの人でも
あなたを大切に思う人には何よりの宝物

あなたを包む眼差しのひとつひとつに
愛があるわけじゃない だけれど

あなたは確かに愛されていて
あなたは確かに守られている

それをわからないとだめだ 悲しくなる

生きるということのはじまりは まずは自分の存在を自分が認めてあげることから
始まるんだよ

影は揺れて たびたびあなたの存在を曖昧にもあやふやにもするけど
それでもあなたは確かにここにいて
笑ってる 泣いてる
そして生きている

優しい痛みだね それを思えば 悲しいこともひとつ欠かさず
すべては生きてる証

僕は知ったよ
大切なこと

明日から少しこの命に誇りが持てそうな気がするんだ。

2013/01/14 (Mon)
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