詩人:甘味亭 真朱麻呂
等間隔な円を描いて
不規則な愛を黒で塗りつぶす
空にはいつもと同じく真っ白い雲が泳いでいる
片づけもせず散らかしたままの部屋の中
寝転がり 天窓から空をみる
何一つ変わらない退屈な今日にひとつため息
何気なく笑った
君の心へ愛の言葉を投げよう
空の果ての果ての果で
君とまた出会えたら
きっと きっと 言うんだ
愛してるって
シンプルだけど
好きな人に伝えるときは
シンプルな方がいい
飾らない方がいいんだよ
そう 愛してるって
伝えるんだよ
たとえ 君の返事が予想外の応えでも
そう 愛してるって伝えるんだよ。