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詩人:どるとる
ああ今日も 何事もなく平和な一日でした
喧嘩も もめ事もなにもなく 平穏に過ぎた
戦争がつづく国では
僕らの思う当たり前よりはるかに学ぶべきことがある
何より三食飯を食べられて
何より住む場所働く場所学ぶ場所に困らずに
何不自由なく暮らせる環境があること
それだけでもう幸せだって 思えるかい?
物にあふれたこんな世の中じゃ きっと本当の幸せなんかにゃ気づけないだろうな
僕らは欲を 捨てれない
ああ それでもだからこそ思うんだ なんとなく
金も大してなく仕事もあまりうまくいってない
それでもなんだか幸せだと 何気ない景色の中に ふとしたときに浮かぶ 幸せの雲
ただ真っ青な空に
ほら 気持ちよさそうに 僕らのせわしなさを笑ってる
ああ明日もいい日でありますように
願うとき 僕らはひときわ素直になる
要らぬ欲望は 片づいて そこにはただ
いつものように まぬけな僕の一日が つづいてるだけ
歩いて行くには 遮るものがありすぎる
世の中ですが 明日もとにかく 生きていこうと思うから
なるべく 笑っていようと思うのさ
なんてね 空を見上げて 鼻歌ひとつ
腕を振りつつ 道はどこまでもつづく
悲しみさえ 今は優しく 夕暮れ 僕を包む
なんとなくわけもなく幸せと隣り合わせの日々。