詩人:どるとる
僕はラブソングというものの書き方を心得てないから
思いつくことを手当たり次第に書いてゆきます
君の笑っている顔が大好き 見ているだけで元気が出てくるから
君が泣いているとなぜか君の悲しみが僕にまで伝わってくる
んだ
生きていくということはただそれだけで重ねた傷跡の上にも雨は容赦なく降るから
思わず優しさだけを求めたくなるんだ
だけど時にはぐっと唇を噛んで 耐えてくことも必要なのかな
いくつもの夜が いくつもの朝が いくつでも僕のすぐ横を通り過ぎていく
ああそうか 君の全部見えない心さえも
受け止めて受け入れて そして泣きはらした胸がいい具合にあったまったころに
僕はまた新しい扉を開けるんだ。